全社QMS

サンネットは、社内の全ての業務プロセスについて品質向上への取組みを行っています。この取組みを「全社QMS」と名付けています。

「全社QMS」の取り組み

サンネットは「感動創出企業」を目指し、お客様に「満足」ではなく「感動」をお届けしたいと考えています。その実現のために「お客様の期待を超える高品質な商品・サービスの提供」を追及しています。

「お客様が感動するレベルの商品・サービスとは?」

  • 品質、性能、使いやすさ、価格、拡張性などにおいて、お客様の要求に確実にお応えし、更にその期待以上の成果を生み出すこと

「お客様が感動するレベルのSE(技術者)とは?」

  • 技術力があり、仕事へ取り組む姿勢が良く、顧客対応力があり、お客様に対してより良い解決策を提案できること
高品質な商品・サービスを提供し続けるためには、全部門の業務プロセスが高品質で生産性が高く、より高度なものへと進化し続ける必要があります。
社内のすべての業務プロセスにおいて、「input」「process」「output」からなる「IPO」を明確に定義し、その品質を常に向上させる取り組みを続けています。「Plan」「Do」「Check」「Action / Learning」の「PDCA」サイクルを回しながら、各業務プロセスの革新に取り組んでいます。この活動を「全社QMS」と名付け、全社一丸となって取り組んでいます。

その具体的な開発現場における取り組みが、以下の2つの取り組みです。
  1. プロジェクト管理
  2. 品質管理

プロジェクト管理

プロジェクト管理においては、プロジェクトの「IPO」を以下のように定義し、プロジェクト品質を常に向上させる取り組みを続けています。

「input」:プロジェクト計画書(キックオフ・ミーティング)

「プロジェクト計画書」をPMBOKに準拠した「プロジェクト計画書作成基準」に従って作成します。プロジェクトの背景や目的、「品質マネジメント計画」「タイムマネジメント計画」「コストマネジメント計画」「リスクマネジメント計画」などの各計画をキックオフ・ミーティングにて全員で共有します。

「process」:プロジェクト開発手順(システム開発レビューシート)

プロジェクト計画書に明記された各種計画に従ってプロジェクトを運営します。「システム開発レビューシート」で開発工程ごとに決められた手順を遵守していることを確認し、品質メトリクスの指標を把握します。

「output」:プロジェクト完了報告書(完了報告会)

プロジェクト終結後、品質メトリクス分析を踏まえてプロジェクトを振り返ります。「プロジェクト完了報告書」を完了報告会で共有し、次のプロジェクト計画書に活かされます。

品質管理

品質管理においては、開発工程の「IPO」を以下のように定義し、開発品質を常に向上させる取り組みを続けています。

「input」:上流工程(前工程)の成果物と要求事項および品質メトリクス指標

上流工程(前工程)の成果物や要求事項を明確にし、不明点は確実に確認して行き違いのないようにして工程作業を開始します。
同時に、プロジェクト計画書で定めた工程別の品質メトリクス指標を作業計画に織り込みます。
  • 設計工程:レビュー時間、レビュー指摘数、など
  • 製造工程:レビュー時間、レビュー指摘数、など
  • テスト工程:テスト項目数、不具合検出数、など

「process」:工程別作業標準および品質メトリクス実績値

各工程ごとの作業標準に従い、定められた手順で定められた書式で、定められた成果物を作成します。
同時に、定められた品質メトリクス指標の実績値を把握し、記録します。

レビュー実施にあたっては、チェックシートを使用し、漏れが無いようにしています。また、経験の浅いメンバーの成果物に対して多めに時間をかけるなど、作業者の技量によって濃淡をつけて計画的に実施します。

「output」:工程別作成成果物および品質メトリクス評価

完成した成果物は、自己レビューと第三者レビューによって品質を担保します。
同時に、把握した品質メトリクス指標の実績値を評価します。
実績値が定められた指標から乖離している場合は、その原因を分析し、再点検などの手段を講じます。